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似合うヘアスタイルとは、どの様なものをいうのでしょうか?
周りの人達に「素敵!似合っているね。」と言われ、自分でも
「いい感じに仕上がった。」と思うスタイルがそうだと思うのですが、
デザインには「好み」があるので、
その判断は人によって様々であるといえるでしょう。
要は、「周りはどうあれ、自分が好きならそれでいいじゃん!。」と言う事になる
とも思いますし、「自分では良く分からんから周りからの評価を優先する。」となる
と思います。
しかし、やはりセオリーと言うか、造形理論を踏まえたうえでヘアデザインを
考えて作っていく方が、自分から観ても、周りから観ても失敗は少ないと思います。
ヘアスタイルを構成している要素をあげます。
1.カラー(色)
2.フォルム(形)
3.テクスチュアー(質感)
4.マテリアル(素材)
更に、フォルムやマテリアルに関連した要素として、
ライン(線)ムーブメント(動き・方向性)
フォルムのみに関連した要素として、
サイズ(大きさ)
等があります。
これらの要素の組み合わせで、
様々なヘアスタイル
を作っていくのですが、
ヘアスタイルをデザインする目的となる、
理想とする顔形とはどの様なものなのでしょう?
それは、卵型です。
丸や四角、逆三角などといった顔かたちが、逆さまに立てた卵の形に見えるように、
ヘアスタイルで生じた視覚的錯覚を利用するのです。
また、体型に対してヘアのバランスも考えなくてはなりません。
例えば、身長が低い場合に、腰よりも長い髪形では重心が更に低く見えてしまいます。
その他、その人の持つ雰囲気・イメージが、
ヘアスタイルのイメージとマッチしているかどうかも大事なことです。
例えば、ソフトな雰囲気の方に、ハードなイメージのヘアスタイルは合わないでしょうし、
イカつい雰囲気の方にかわいらしいヘアスタイルは、
(?)を通り越して(爆笑)をさそうでしょう。
これらのことから、その人の雰囲気にヘアデザインを合わせることが
基本的に無難なことと言えます。
(自分を変えたい時などに、今までしたこと無かったヘアやファッションに対して、
本来そうじゃない自分のイメージを合わせるということはありますが。)
この様に、カバーしたい部分を視覚的錯覚を利用しながら、
表現したいイメージと自分自身へのイメージが合致したデザインを作ることが
「似合わせ」だとも思います。